日本歴史地名大系 「古宇村」の解説 古宇村こうむら 静岡県:沼津市旧君沢郡地区古宇村[現在地名]沼津市西浦古宇(にしうらこう)立保(たちぼ)村の西にある。北は海(内浦湾)に面し、東に長津(ながつ)崎、西に小(こ)浜が内浦湾に突き出して小湾をなし、ここに南東流する古宇川が注ぐ。西は足保(あしぼ)村、南は戸田(へだ)村(現戸田村)。古代の田方(たがた)郡吉妾(きしよう)郷許保(こう)里の遺称地とされる。天正一八年(一五八〇)四月、豊臣秀吉は「伊豆国 古宇」に宛て逃亡した百姓の還住を促している(「豊臣秀吉掟書写」大谷文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by