古峠(読み)ことうげ

日本歴史地名大系 「古峠」の解説

古峠
ことうげ

現在の戸倉町と東筑摩ひがしちくま坂井さかい村境の峠。古代の官道が筑摩郡から更級さらしな郡へ至る郡境にかかる峠で、冠着かむりき山の西麓鞍部を通る。道は中世は東の一本松いつぽんまつ峠、近世さる馬場ばんば峠に移っているが、この中でもいちばん低い位置にあり、冬季積雪も少なかったようである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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