古田苅村(読み)こたかりむら

日本歴史地名大系 「古田苅村」の解説

古田苅村
こたかりむら

[現在地名]敦賀市古田苅・岡山おかやま

長沢ながそ村の南の平坦地に位置する。永享二年(一四三〇)五月二七日付斯波義淳西福寺々領安堵状(西福寺文書)に「古田苅」、文亀三年(一五〇三)九月一〇日付西福寺寺領目録(西福寺文書)に「小田苅」とみえる。

正保郷帳に村名がみえ、田方一七七石余・畠方八石余。天和二年(一六八二)小浜藩領より旗本井川領となる。享保一二年(一七二七)敦賀郷方覚書に、庄屋孫大夫(持高八石余)、入木銀一七匁余、牛馬銀一六匁余、雉札一匁、岩籠山手銀一五匁余、夫役一ツ、夫米七俵余、馬足二〇疋、牝馬二四、家数六二(うち高持二七・無高三三・寺二)、人数三一七とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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