古田足日(読み)フルタタルヒ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「古田足日」の解説

古田足日 ふるた-たるひ

1927-2014 昭和後期-平成時代の児童文学者。
昭和2年11月29日生まれ。昭和28年鳥越信,山中恒(ひさし)らと早大童話会の名で「少年文学の旗の下に」を起草し,伝統的な童話を批判する。34年評論「現代児童文学論」,36年創作「ぬすまれた町」を刊行。42年「宿題ひきうけ株式会社」で日本児童文学者協会賞。平成9年日本児童文学者協会会長。平成26年6月8日死去。86歳。愛媛県出身。早大中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「古田足日」の解説

古田 足日 (ふるた たるひ)

生年月日:1927年11月29日
昭和時代;平成時代の児童文学作家・評論家

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の古田足日の言及

【児童文学】より

… そうしたなかで,当時文学的にも社会的にも無名だった若い世代は,模索の手を未明の伝統という聖域へ伸ばし,53年の早大童話会による〈少年文学宣言〉を皮切りに,未明の伝統への否定的克服の道を歩みはじめた。60年,外国児童文学の洗礼を受けた石井桃子,瀬田貞二,渡辺茂男らのグループが《子どもと文学》を刊行したことでその動きはさらに強まり,57年,いぬいとみこの長編幼年童話《ながいながいペンギンの話》を筆頭に,神沢利子,佐藤さとる,中川李枝子,古田足日,松谷みよ子,山中恒らの新人作家がそれぞれの処女作をひっさげて登場,60年を越えた時点で日本の児童文学地図は完全に塗りかえられるに至った。以来今日まで,翻訳や評論・研究の分野を含め,また読書運動など普及の面も含めて児童文学は盛況の一途をたどっている。…

※「古田足日」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む