古畑(読み)フルハタ

デジタル大辞泉 「古畑」の意味・読み・例文・類語

ふる‐はた【古畑】

古びて荒れ果てた畑。
「―のそば立木にゐる鳩の友よぶ声のすごき夕暮」〈新古今・雑中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「古畑」の意味・読み・例文・類語

ふる‐はた【古畑】

  1. 〘 名詞 〙 古びて、荒れはてている畑。耕されることなく長い間放置されている畑。
    1. [初出の実例]「ふるはたの岨のたつ木にゐる鳩の友呼ぶ声のすごき夕暮」(出典:山家集(12C後)中)

ふるはた【古畑】

  1. 姓氏一つ

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世界大百科事典(旧版)内の古畑の言及

【本田・本畑】より

…新しく開発された新田畑に対して,古くからあった田畑のことをいう。古田(こでん)・古畑ともいう。江戸時代においては,ふつう元禄(1688‐1704)以前の検地によって石高をつけられ,村高に組み入れられた田畑を指すが,地域・時期によって本田畑・新田畑の区分は多様である。…

※「古畑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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