日本歴史地名大系 「古知屋村」の解説 古知屋村くちやむら 沖縄県:沖縄島北部宜野座村古知屋村[現在地名]宜野座村松田(まつだ)宜野座(ぎぬざ)村の北東に位置する。クチャとよぶ。山間部は山原(やんばる)特有の起伏をなす地形で酸性土壌の国頭マージに立地し、イタジイを主とする広葉樹林で覆われている。集落は海岸丘陵に発達する隆起サンゴ石灰岩の島尻マージ土壌地帯と海浜性の沖積土地帯の兼久(かにく)(砂丘の意)に立地。地人(じーんちゆう)(百姓)の村である古知屋村、屋取集落の潟原(かたばる)・前原(めーばる)・兼久(かにく)、第二次世界大戦前に開拓移住によって形成された高松(たかまつ)からなる。正保国絵図・絵図郷村帳に金武(ちん)間切「こちや村」とみえ、同絵図には「こちや崎」も記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報