古萩町(読み)ふるはぎまち

日本歴史地名大系 「古萩町」の解説

古萩町
ふるはぎまち

[現在地名]萩市大字古萩町

吉田よしだ町の東に続く町人町。東は新堀しんぼり川を隔てて川島かわしまに属する土原ひじわら、北は浜崎はまさき

「萩諸町之旧記草案」は「御打入之節町家さのみ無之古萩町はかり町並少々も有之に付、芸州より之諸役人先達来りて宿に投する故に古萩町と言り」と記す。町の南東の地を渡口わたりぐちという。もと橋がなく対岸の土原へは船で往来したことからよばれたというが、慶安五年(一六五二)の城下町絵図には橋が描かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android