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古詩紀 こしきGu-shi-ji

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

古詩紀
こしき
Gu-shi-ji

中国の古典詩集。明の馮維訥 (ふういとつ。?~1572) の編。 156巻。正しくは『詩紀』という。前集 10巻に古逸詩 (諸書にばらばらに記録されている漢以前の歌,謡,諺,銘などの韻文) ,正集 130巻に漢から隋までの詩,外集4巻に古い小説や筆記中にみえる鬼仙の詩,別集 12巻に前人詩話を,それぞれ時代順,作者別に収めている。唐以前の古詩の最大の総集で,『古詩源』『全漢三国晋南北朝詩』など,その後に出た選集,総集は本書をもととしている。ただ偽作や誤りがやや多いとされ,清の馮舒 (ふうじょ) の『詩紀匡繆 (きょうびゅう) 』はそれを考証したもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

こしき【古詩紀 Gǔ shī jì】

中国,隋以前の詩の全集。正しくは《詩紀》。明の馮惟訥(ふういとつ)(1513‐72)編,1560年(嘉靖39)刊。全156巻のうち前集10巻は先秦(《詩経》《楚辞》は除く),正集130巻は漢~隋,外集4巻は仙鬼の詩,別集12巻は詩の評論を収める。隋以前の古詩の多くは,この書によって現代に伝わった。清の馮舒(ふうじよ)の《詩紀匡謬(しききようびゆう)》はその誤りを正したもの。【一海 知義】

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