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全集 ぜんしゅう complete works

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

全集
ぜんしゅう
complete works

ある人の書いたすべての作品 (日記や手紙の類まで含めて) を収録した刊行物。小宮豊隆編の「夏目漱石全集」や勝本清一郎編の「北村透谷全集」などがその例である。昭和初期の円本合戦の頃から,その口火となった改造社の「現代日本文学全集」のように,ある国のある分野,あるいは時期や主題や流れなどの代表的な著作を選んで一括したシリーズも全集というようになったが,これは選集というべきである。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ぜん‐しゅう〔‐シフ〕【全集】

ある人物の著作をすべて集めて編集した書物。
同種類・同時代などの基準で、作品を広く集めて編集した書物。

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大辞林 第三版の解説

ぜんしゅう【全集】

ある人の著述をすべて集めた書物。 「漱石-」
同種類・同時代の作品を多く集めた書物。 「明治文学-」

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

全集
ぜんしゅう
complete works英語
uvres compltesフランス語
GesamtausgabeGesammeltewerkeドイツ語

1人の作家または著述家がその生涯に書き遺(のこ)したすべての著述を収録したものをいう。したがって、その編集は後継者または故人と関係の深い者があたり、できる限りの手段を尽くして、手紙、日記、ノート、書目、その他の些細(ささい)な記録までも集める。その編集に、著作権法(1970)では、著者の死後に全集または選集を編集するときには、その著書が出版後3年を経過したものを、その出版権にかかわらず、その全集または選集に収載することができる(80条2項)としている。全集は個人のあらゆる著述を収めるので、主要作品を選んで集録する選集とは区別される。全集はその人の学術または文芸を根本から研究するための唯一のよりどころであるから、その価値はきわめて高い。
 中国で824年に編集された白居易(はくきょい)の詩文全集『白氏文集』75巻は、平安時代にわが国にもたらされ、「集」といえば通じたくらい利用されたが、中国では唐の末期から詩文集が始まり、日本では平安末に個人の歌集がつくられた。江戸時代には林羅山(はやしらざん)以来林家(りんけ)では文集を歴代編し、漢学者の文集も盛んに行われた。個人の全集では、夏目漱石(そうせき)の死後、門弟小宮豊隆(とよたか)が中心となって、1918年(大正7)以来8回、初めは全13巻、のちには全34巻まで新出原稿や書簡などで増補して完全な全集を目ざしていた。世界的にもっとも完全な全集を目ざしているのはゲーテの全集で、重要なものはワイマールWeimar版143巻(1887~1919)、コッタCotta版40巻(1902~12)、アルテミスArtemis版24巻(1949~54)、またアカデミーAkademie版(1952~ )は刊行中である。[彌吉光長]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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図書館情報学用語辞典の解説

全集

個人全集とも呼ばれ,ある1人の著者の全著作を収録した図書.完全な意味での全集には,未発表作品や日記,書簡などのすべての資料が収録される.したがって,厳密には,全集は著者の死後に刊行されるものである.1冊または同一体裁の複数冊で刊行され,標題紙には全集であることが明示される.なお,「日本文学全集」のように,ある領域や時代を設定して複数の作品を収録したものも全集と呼ばれるが,これは概念的には全集ではなく,選集あるいは叢書である.

出典|図書館情報学用語辞典 第4版
©All Rights Reserved, Copyright Nihon Toshokan Joho Gakkai, 2013 編者:日本図書館情報学会用語辞典編集委員会 編
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