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詩話 しわ Shi-hua

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

詩話
しわ
Shi-hua

中国,古典詩の評論書をいう。広義には梁の鍾こうの『詩品』,唐の司空図の『二十四詩品』なども含めるが,通常は北宋の欧陽修が詩の評論の随筆を『詩話』と題して以降,その名称のもとに続出した同様の形式の書をさす。

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デジタル大辞泉の解説

し‐わ【詩話】

詩・詩人についての話や評論。

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世界大百科事典 第2版の解説

しわ【詩話 shī huà】

中国において,正面切った詩論ないし詩学の書ではなく,エッセー風の評論の書を言う。詩の語法・修辞・押韻,作品の成立や作者の伝記の考証,作品にかかわる逸話,全編あるいは一語一句の批評などを,概論的な体系を持たせずに書きつらねたものである。詩を話題とすることは,すでに先秦時代,孔子による《詩経》の論評にさかのぼる。またはるかに理論的に深められた六朝時代の劉勰(りゆうきよう)の《文心雕竜(ちようりよう)》,鍾嶸(しようこう)の《詩品》などがあるが,とくに詩話と呼ばれる書の開祖は,11世紀北宋の代表的文学者欧陽修の著《六一居士詩話》である。

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大辞林 第三版の解説

しわ【詩話】

詩や詩人についての話や評論。
詩歌に関する理論・批評の一形式。逸事・逸話・詩論などを記す。中国、宋代から明・清にかけて流行。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

詩話
しわ

中国において詩に関する随筆的書物の総称。宋(そう)の欧陽修(おうようしゅう)の『六一(りくいつ)詩話』に始まり、以後続々と何々詩話と著者の号を冠したものが現れた。その内容は、詩派の源流を論じ、詩句に寸評を加え、詩の作法を説き、詩人の言行を記録するなど雑多なものがほとんどであるが、なかには宋の厳羽(げんう)の『滄浪(そうろう)詩話』や清(しん)の趙翼(ちょうよく)の『甌北(おうほく)詩話』のように体系だった記述をなしているものもある。ほかに格調派の明(みん)の謝榛(しゃしん)の『四暝(しめい)詩話』、神韻説の清の王士禎(おうしてい)の『帯経堂(たいけいどう)詩話』、性霊(せいれい)説の清の袁枚(えんばい)の『随園詩話』などが有名。詩話のほとんどは『歴代詩話』『歴代詩話続編』『清詩話』に収められており、それぞれの時代の詩意識をうかがうための好資料を提供している。[横山伊勢雄]

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