古谷上村(読み)ふるやかみむら

日本歴史地名大系 「古谷上村」の解説

古谷上村
ふるやかみむら

[現在地名]川越市古谷上

鴨田かもだ村の南、入間いるま川右岸の低地に立地。東は入間川を隔てて足立郡上宝来かみほうらい(現大宮市)。古谷上郷ともいう。中世古尾谷ふるおや庄の内。慶安元年(一六四八)検地帳(川越市立図書館蔵)には「河越領上郷村」とみえ、田八四町二反余・畑四〇町三反余、このほか蔵根ぞうね中嶋なかじまなど荒川の堤外に田一五町一反余・畑六一町一反余。田園簿に古谷上郷とみえ、田高九九四石余・畑高五八〇石余・野高一五八石余、ほかに野銭永二貫文を上納、川越藩領(幕末に至る)。寛文四年(一六六四)の河越領郷村高帳では高一千六七〇石余、反別田九二町八反余・畑九八町二反余、ほかに開発分高一〇八石余(反別田六町余・畑六町三反余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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