古賀マサノ(読み)コガ マサノ

20世紀日本人名事典 「古賀マサノ」の解説

古賀 マサノ
コガ マサノ

大正・昭和期の教育者,婦人運動家 佐賀女子専門学校校長;佐賀県婦人連合会会長。



生年
明治21(1888)年12月18日

没年
昭和39(1964)年12月5日

出生地
香川県丸亀

旧姓(旧名)
千代

学歴〔年〕
東京女子高等師範学校卒

主な受賞名〔年〕
藍綬褒章〔昭和37年〕

経歴
教師となり、大正2年佐賀県立高等女学校に赴任。昭和4年同県の三日月村村長を務める古賀義勇と結婚するが、10年ほどで夫と死別した。戦後、佐賀県婦人連合会副会長を経て、24年に同会長となり、一日一円貯金運動などを展開して貯蓄を励行。また、婦人会館の建設や県生活協同組合結成、売春対策やそのための更正基金である純潔金庫の設立などにも尽力し、婦人の地位・意識向上に大きく貢献した。一方、県教育委員や佐賀女子専門学校長を歴任し、教育界でも活躍。37年藍綬褒章を受章

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「古賀マサノ」の解説

古賀マサノ こが-マサノ

1888-1964 大正-昭和時代の教育者,婦人運動家。
明治21年12月18日生まれ。長年佐賀高女教諭をつとめる。昭和24年より佐賀県婦人連合会長となり,生活協同組合を結成,婦人会館を設立。売春問題にもとりくみ,更生のための婦人ホームなどを建設した。昭和39年12月5日死去。75歳。香川県出身。東京女高師(現お茶の水女子大)卒。旧姓は千代。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android