召し出だす(読み)メシイダス

デジタル大辞泉 「召し出だす」の意味・読み・例文・類語

めし‐いだ・す【召し出だす】

[動サ四]めしだす」に同じ。
「年老いたる法師、―・されて」〈徒然・一七五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「召し出だす」の意味・読み・例文・類語

めし‐いだ・す【召出】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 上位者が目下の者を呼び出す。命じて呼び寄せる。めしいず。めしだす。
    1. [初出の実例]「神づかさどもめしいだしてうたせなど、よく法のごとくしてかへり給ふに」(出典:大鏡(12C前)二)
    2. 「いやいや、小督があらんかぎりは世中よかるまじ。めしいだしてうしなはん」(出典:平家物語(13C前)六)
  3. 上位者が持って来させる。お取り寄せになる。召し寄せる。めしいず。
    1. [初出の実例]「其刀を召出して叡覧あれば」(出典:平家物語(13C前)一)
  4. 召して官職、祿などを授ける。
    1. [初出の実例]「臨時の祭に、四位陪従といふ事にめしいだされて、賀茂にまゐりて」(出典:清輔集(1177頃))
  5. 目下の者に杯を与えて酒を飲ませる。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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