コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

可美葦牙彦舅尊 ウマシアシカビヒコジノミコト

5件 の用語解説(可美葦牙彦舅尊の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

うましあしかびひこじ‐の‐みこと〔うましあしかびひこぢ‐〕【可美葦牙彦舅尊】

日本神話で、国土が油のように漂っていたとき、アシがもえ出るように生じた神。生命力の神格化。宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこじのかみ)。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

可美葦牙彦舅尊 うましあしかびひこじのみこと

記・紀にみえる神。
まだ天地が混沌(こんとん)としているとき,葦の芽が萌(も)えだすように,萌えあがるものから生まれた。「うまし」はほめ言葉,「あしかび」は葦の芽,「ひこじ」は成人男性の意味。「古事記」では宇摩志阿斯訶備比古遅神。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

可美葦牙彦舅尊

日本神話の冒頭部,天地創成時に出現する神。ウマシは美称,アシカビは葦の若芽,ヒコジは男性の意と考えられ,素晴らしい葦の芽の男性神と解される。『古事記』では宇摩志阿斯訶備比古遅神と記され,天之御中主神に始まる冒頭の5神「別天神」の1神に数えられている。『日本書紀』では,6異伝のうちの3つに登場するが,冒頭の神(国常立尊)を「葦牙」のように出現したとする表現もあり,葦の芽生える生命力は,ひとつの始源の象徴としてイメージされていたことがわかる。農耕に従事する人々の生活のなかから思考された神か。<参考文献>大林太良『日本神話の起源』,斉藤静隆「『日本書紀』神代巻冒頭部の構成」(『国学院雑誌』92巻1号)

(寺田恵子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

うましあしかびひこじのみこと【可美葦牙彦舅尊】

日本神話にみえる神の名。原初の神。ウマシは賛称。アシカビは葦の若芽。ヒコジは成人男性名に下接する語。日本の宇宙起源神話は,渾沌(こんとん)に始まり,そこからしだいに形相が現れる進化型の形で語られる。その原初の形相を,若々しく鋭く砂州を突き出る葦の芽に託したのがこの神名である。いかにも海洋民らしい美しい幻想である。同じ原初神に国常立(とこたち)神があるが,この方は形相の実現の観念的表現である。【吉井 巌】

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

うましあしかびひこじのみこと【可美葦牙彦舅尊】

記紀神話で、太古の混沌こんとんから葦あしが芽ぶくような物によって化成した男神。生命力の神格化。宇摩志阿斯訶備比古遅神うましあしかびひこじのかみ

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

可美葦牙彦舅尊の関連キーワード天地創造天常立尊国常立尊頭句冒頭アモル月読尊埴安神出現率豊斟渟尊

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone