可逆機関(読み)かぎゃくきかん

百科事典マイペディア 「可逆機関」の意味・わかりやすい解説

可逆機関【かぎゃくきかん】

各過程がすべて可逆的(可逆変化)である熱機関。たとえばカルノーサイクルを行う機関。温度のきまった二つの熱源の間で働く熱機関のうち可逆機関が熱効率最大で,可逆機関どうしの熱効率は等しい(カルノーの定理)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

精選版 日本国語大辞典 「可逆機関」の意味・読み・例文・類語

かぎゃく‐きかん ‥キクヮン【可逆機関】

〘名〙 全過程が可逆変化から成り立っているような熱機関。カルノーサイクルの類。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「可逆機関」の意味・読み・例文・類語

かぎゃく‐きかん〔‐キクワン〕【可逆機関】

全過程が可逆変化からなる想像上の熱機関。カルノーサイクルの類。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

旅券返納命令

外務大臣や領事官が旅券(パスポート)を返納させる必要があると認めたとき、旅券の名義人に対し、期限を設けて旅券の返納を命ずることができる規則。申請時に虚偽の記載があったときや旅券の記載事項の訂正をした場...

旅券返納命令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android