…この場合,太平洋側を中心に強風雨や大雪となり,特に湿性の重い雪が送・配電線や通信線に付着して鉄塔の倒壊や停電事故を起こしやすい。台湾付近に発生するところからこの低気圧を〈台湾坊主〉と呼んでいたが,語感が悪いので東シナ海低気圧または台湾低気圧といいかえるようになった。なお,一般に日本の南岸または南海上を北東進する低気圧を南岸低気圧または南海低気圧と呼ぶことがある。…
※「台湾坊主」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...