日本大百科全書(ニッポニカ) 「台湾桃園国際空港」の意味・わかりやすい解説
台湾桃園国際空港
たいわんとうえんこくさいくうこう / タイワンタオユエンクオチーチーツァン
台湾の中心都市、台北(たいほく/タイペイ)にある台湾最大の国際空港。台北市都心部の西方約40キロメートルの桃園(とうえん/タオユエン)県大園郷に位置する。1979年2月に中正国際空港として開港し、2006年9月に現在の名称に改めた。面積1223ヘクタール。長さ3660メートル、3350メートルの2本の滑走路をもつ。年間利用客数2170万1000人、貨物量は169.2トン(2005)。旧名称は蒋介石(しょうかいせき)総統の字(あざな)である中正にちなんでいた。
なお、1979年以前に国際空港として使用されていた台北国際空港(松山空港)は、台湾桃園国際空港開港時に国内線用となった。しかし、2009年以降国際定期便が復活し、2013年6月時点で中国、日本、韓国と結ばれている。
[青木栄一・青木 亮]