総統(読み)ソウトウ

  • Führer

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 全体をすべくくること。また、その職や人。
※布令必用新撰字引(1869)〈松田成己〉「総統 ソウトウ ノコラズヒキウケル」 〔漢書‐百官公卿表・上〕
② 中華民国国民政府の最高の官職名。
③ (Führer の訳語) ナチスドイツの最高官職。大統領・宰相・党首の権限を合わせた強大な権力をもち、ヒトラーがこの地位を占め独裁権をふるった。

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旺文社世界史事典 三訂版の解説

ナチス−ドイツにおける最高主権者。首相と大統領とを兼ねた地位。「フューラー」
1934年,ヒンデンブルク大統領の死を機にヒトラーがこの地位に就任。イタリアのムッソリーニは,国王の下における首相で,ヒトラーとは地位が違っていた。

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世界大百科事典内の総統の言及

【第三帝国】より


[政治史,外交史]
 〈第三帝国〉の政治史,外交史は四つの時期に分けて考えられる。第1期は,第三帝国の確立期であって,ヒトラー内閣成立から1934年8月2日のヒトラーの〈総統Führer〉(大統領と首相職の一体化)就任までである。この時期に,内政面ではまず社会民主党,共産党ならびに労働組合の解散が強行され,その他自由主義政党,保守主義政党も〈自発的解散〉に追い込まれて(いわゆる〈強制的同質化(一元化)Gleichschaltung〉),早くも33年7月14日には政党新設禁止法が公布される。…

※「総統」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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