右兵衛(読み)ウヒョウエ

デジタル大辞泉 「右兵衛」の意味・読み・例文・類語

う‐ひょうえ〔‐ヒヤウヱ〕【右兵衛】

右兵衛府。また、そこに属した武官。⇔左兵衛

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精選版 日本国語大辞典 「右兵衛」の意味・読み・例文・類語

う‐ひょうえ‥ヒャウヱ【右兵衛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. うひょうえふ(右兵衛府)
    1. [初出の実例]「召時望朝臣於陣頭、責検非違使等過状、是蒙仰之後、勘申右兵衛等罪緩怠也」(出典貞信公記‐抄・延喜一四年(914)五月二一日)
  3. 右兵衛府に属する兵衛。兵衛は六位以下、八位以上の者の嫡子中で強健にして弓馬に長じた者または郡司子弟を国内諸郡の三分の二から一人ずつ貢進した(残りは采女)。令規定によれば左右兵衛府に各四百人所属する。
    1. [初出の実例]「右歌一首伝云有右兵衛姓名未詳 多能歌作之芸也」(出典:万葉集(8C後)一六・三八三七・左注)

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