合い銭(読み)あいせん

精選版 日本国語大辞典 「合い銭」の意味・読み・例文・類語

あい‐せんあひ‥【合銭・間銭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中世土倉酒屋などが人々から借り集めて貸し付け資金とした銭。
    1. [初出の実例]「諸土倉酒屋日銭屋等合銭事」(出典:蜷川文書‐八集・長祿元年(1457)一二月五日)
  3. あいぎん(合銀)
    1. [初出の実例]「十文で五文つつの間銭めのこ算用してとってかへる」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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