合卺(読み)ごうきん

精選版 日本国語大辞典 「合卺」の意味・読み・例文・類語

ごう‐きんガフ‥【合・合卺】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「」は瓢(ふくべ)両分した杯。昔、中国新郎新婦がおのおのその一つをとって祝酒をくみ、契りを結んだところから ) 夫婦の縁を結ぶこと。婚礼
    1. [初出の実例]「家室第三娘也、十五之童階已過、二九之合時至」(出典:東山往来(1092‐1107頃))
    2. 「将軍の長女浪子と目出度合卺の式を挙げしは」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉上)
    3. [その他の文献]〔礼記‐昏義〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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