ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「合成梁」の意味・わかりやすい解説 合成梁ごうせいばりcomposite beam 2種類以上の材料を組合せて,一体となって働くように造られた梁。鉄骨の梁に鉄筋コンクリートの床板を一体化したものが一般的な合成梁で,鉄骨鉄筋コンクリート構造の梁も鉄骨と鉄筋コンクリートの異種材料を用いているため,合成梁と呼ばれる場合もある。異種材料を組合せて一体化するため,単体の梁よりも剛性・耐力が高くなる。ただし,異種材料の接合を完全にする必要がある。たとえば,鉄骨のプレートガーダーの上に鉄筋コンクリートの床スラブを設け,両者がシアコネクタ shear connectorにより一体となって曲げモーメントに抵抗するものなどがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by