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単体 たんたいsimple substance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

単体
たんたい
simple substance

ただ1種の元素から成る物質で,普通の物理的,化学的方法では2種以上の物質に分けることのできないものをいう。純粋な物質は単体と化合物に大別される。

単体
たんたい
simplex

n 次元ベクトル空間の n+1 個の点 (ベクトル) a0a1a2 ,…,an を頂点にもつ有界な凸集合 S は,a1a0a2a0 ,…,ana0 が1次独立なベクトルであるとき,およびそのときに限り a0a1a2 ,…,an を頂点にもつ n 次元単体といわれる。 n 次元単体の各点 x は,xΣλiai によってただ1通りに表わされる。ここに Σλi=1 ( λi≧0 ) である。すなわち n 次元単体は,n 次元ベクトル空間における最も簡単な凸集合である。 a0a1a2 ,…,an を,n 次元ユークリッド空間の n+1 個の点 A0 ,A1 ,A2 ,…,An の位置ベクトルと考えれば,0次元単体は1点 A0 ,1次元単体は A0 ,A1 を端点とする線分,2次元単体は A0 ,A1 ,A2 を頂点とする三角形,3次元単体は A0 ,A1 ,A2 ,A3 を頂点とする四面体,また一般に n 次元単体は,A0 ,A1 ,A2 ,…,An を頂点とする図形として表わすことができる。

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デジタル大辞泉の解説

たん‐たい【単体】

単一の物体。また、複数あるうちの、一つの物体。
一種の元素だけからなる物質。ダイヤモンド酸素など。⇔化合物
企業グループの中で、そこに含まれる一つ一つの会社のこと。「単体決算」

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百科事典マイペディアの解説

単体【たんたい】

ただ一種の元素の原子よりなる物質。たとえば水素ガス,ダイヤモンド,オゾン,赤リンなど。→化合物
→関連項目金属元素同素体

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世界大百科事典 第2版の解説

たんたい【単体 simplex】

三次元ユークリッド空間R3内に異なる2点P0,P1があって,これらの点の位置ベクトルを01とするとき,線分P0P1は,λ0+λ1=1,λ0≧0,λ1≧0を満たすλ01を用いて,λ00+λ11の形に表せる位置ベクトルをもつ点全体よりなる(図1)。また,R3内に1直線上にない3点P0,P1,P2があって,これらの点の位置ベクトルを012とするとき,三角形P0P1P2は,λ0+λ1+λ2=1,λ0≧0,λ1≧0,λ2≧0を満たすλ012を用いて,λ00+λ11+λ22の形に表せる位置ベクトルをもつ点全体よりなる(図2)。

たんたい【単体 simple substance】

ただ1種類の元素だけからなる純物質をいう。異種の元素からなる化合物と区別している。金やアルミニウムのような純金属や,硫黄,ダイヤモンド,酸素,オゾンなどはいずれも単体である。同じ元素の単体でも,その原子の結合や集合状態が異なると性質が異なる。たとえば,ダイヤモンドと黒鉛はいずれも炭素からなる単体であるが,炭素原子の結合状態が異なるので性質が著しく異なっている。これらをたがいに同素体であるという。【佐野 瑞香

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大辞林 第三版の解説

たんたい【単体】

一種類の元素から成り、固有の化学的性質をもつ物質。水素(H2)・酸素(O2)・オゾン(O3)・銅(Cu)など。 ↔ 化合物
文字を連綿れんめんせず、放ち書きすること。また、その文字。草書作品では独草どくそうともいう。
組み合わさった複数のものの一つ一つ。 「親会社-では赤字決算だ」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

単体
たんたい
simple substance

1種類の元素だけでできている物質をいう。たとえばダイヤモンド、石墨、硫黄(いおう)、リン、銅、金、銀、水素ガスなどのようなものは、すべて1種類の元素だけからなる純粋物質で、すべて単体である。もともと物質を分類するときに用いられた概念で、2種またはそれ以上の元素に分離できる物質を化合物、そうでないものを単体とした。このため、単体と元素の混同を招き、同じ意味に用いられることもある。しかし元素は物質を意味するものではなく、その構成要素を示しており、単体は物質であるから、二つのことばは区別して使う必要がある。[中原勝儼]

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世界大百科事典内の単体の言及

【元素】より


【化学元素と単体】
 特定の原子番号(陽子数または核荷電数)によって規定される,物質構成の究極因子(原子種)を元素という。現在,原子番号から107に至る107種の元素が知られている(表1-I,II,III,IV,V)。…

※「単体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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