合理的行為者モデル(読み)ごうりてきこういしゃモデル(その他表記)rational actor model

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「合理的行為者モデル」の意味・わかりやすい解説

合理的行為者モデル
ごうりてきこういしゃモデル
rational actor model

人間の合理性前提とした合理的選択理論の考え方。それを個人レベルから国家レベルに移行させ,対外政策決定に関し,国家が単一行為主体として合理的な決定を下すことを前提としたものが,G.アリソンの第1モデルで,合理的行為者モデルという。そのプロセスは,(1) 政策目標の設定,(2) 手段としての選択肢の設定,(3) 予測される結果の分析,(4) 最小費用と最良結果の原則による決定であり,国際関係論外交の伝統的アプローチである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む