合衆国最高裁判所(読み)がっしゅうこくさいこうさいばんしょ

世界の観光地名がわかる事典 「合衆国最高裁判所」の解説

がっしゅうこくさいこうさいばんしょ【合衆国最高裁判所】

アメリカの首都ワシントンにある裁判所。連邦議会議事堂内に置かれていたが、1935年、議事堂正面に建てられた現在の最高裁判所ビルに移転した。ビルは4階建てで大理石で覆われ、法廷や判事執務室、図書館、会議場のほかに、商店カフェテリアジムなども設置されている。連邦の休日を除いてオープンしていて、展示や最高裁判所の紹介ビデオを見られて、口頭弁論傍聴もできる。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の合衆国最高裁判所の言及

【アメリカ合衆国】より

…正式名称=アメリカ合衆国United States of America面積=936万3123km2(本国のみ)人口(1995)=2億6303万人首都=ワシントン Washington,D.C.(日本との時差=-14時間)主要言語=英語通貨=ドルdollar略称USA。たんに合衆国とも,また米国,アメリカとも通称する。United States of Americaの訳語としては,1854年調印の日米和親条約で〈亜米利加合衆国〉の名称が使用された。…

【違憲立法審査制度】より

…ところが,その体験の過程で,通常の裁判所における事件の解決のために法律の合憲性判断が必要となると,憲法裁判所の活動を促す方法が採用され,人権保障の役割をも十分期待できるようになっている。また,アメリカにおいても,個人の権利や利益の救済にとどまらず違憲状態におかれた不特定多数人の自由や権利の保護を裁判所に求め,あるべき憲法秩序の実現をめざす訴訟方法やそれに対応した判決方法が生じており,合衆国最高裁判所Supreme Court of the United Statesがドイツの連邦憲法裁判所と近似した憲法保障の役割を果たすようになっていることも注目される。このように,諸国の制度は,その歴史的体験から異なる制度をもつが,憲法保障という共通の目的をもっており,違憲立法審査権の役割をそのような諸外国の例と比較して検討することは意義深い。…

※「合衆国最高裁判所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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