翻訳|cafeteria
原語はコーヒー店の意。転じて客自身が好みの料理を盆にとってプリペイドカードや現金で料金を払い、自分で食卓に運んで食べるセルフサービスの食堂をさす。第一次世界大戦後のアメリカで広く普及し、日本では大正末期、大阪の南海電気鉄道経営の南海食堂がこの方式をとったのが始まりとされる。
普通、客の好みに応じるために、和食、めん類、丼(どんぶり)もの、洋食、カレー、ピラフ、パスタ、中華、点心など、多種類のメニューが用意されており、客にとっては安い値段で気楽に食事ができ、店にとっては短時間に大量の客がさばけるうえに人件費が節約できる利点がある。会社や工場の従業員食堂、大学の学生食堂など特定集団を対象とする食堂に広く導入されているほか、マクドナルドなど、ホットドックやハンバーガーを供するファストフード店もこの方式であり、1990年代後半にはスターバックスなど、本格的なコーヒーや軽食、ケーキを供する外資系コーヒーチェーン店が若者の人気を集めて増えてきた。
[森脇逸男]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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