吉尾なつ子(読み)ヨシオ ナツコ

20世紀日本人名事典 「吉尾なつ子」の解説

吉尾 なつ子
ヨシオ ナツコ

昭和期の小説家



生年
明治38(1905)年6月16日

没年
昭和43(1968)年4月4日

出生地
岡山県

本名
根本 芳子

学歴〔年〕
京都女子高等専門学校英文科〔昭和2年〕卒

経歴
女学校教師、時事新報記者を経て作家生活に入った。昭和16年千島旅行、再婚後京城に住み、「国民文学同人。戦後引き揚げ後上京。作品には戦前発禁となった「夜ごとの潮」や「しのび逢う人」「はじめに恋ありき」のほか、児童もの「にんじん」「ノートルダム物語」「ギリシヤ神話」、人生読本「女の条件・男の条件」「娘のための恋愛論」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉尾なつ子」の解説

吉尾なつ子 よしお-なつこ

1899-1968 昭和時代の小説家。
明治32年6月10日生まれ。女学校教師,時事新報記者をへて作家となる。初婚にやぶれ再婚して朝鮮京城にわたり,「国民文学」の同人となる。作品に「夜ごとの潮」「はじめに恋ありき」などの愛欲小説のほか,児童読み物,人生読本がある。昭和43年4月4日死去。68歳。岡山県出身。京都女子高専(現京都女子大)卒。本名は根本芳子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「吉尾なつ子」の解説

吉尾 なつ子 (よしお なつこ)

生年月日:1899年6月10日
昭和時代の小説家
1968年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

ゲリラ豪雨

突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...

ゲリラ豪雨の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android