吉川類次(読み)ヨシカワ ルイジ

20世紀日本人名事典 「吉川類次」の解説

吉川 類次
ヨシカワ ルイジ

明治〜昭和期の篤農家



生年
安政5年10月7日(1858年)

没年
昭和2(1927)年8月10日

出生地
土佐国長岡郡稲生村衣笠(高知県南国市稲生)

経歴
生来研究心が強く、努力して耕作地を広め、石炭業を兼ねた。水稲の超早生品種を研究し、明治32年新品種を作出、44年“衣笠早生”と命名された。以後、“衣笠早生”は昭和28年頃まで高知県水稲二期作の第一期作用として栽培され、二期作の発展に大きく寄与した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉川類次」の解説

吉川類次 よしかわ-るいじ

1858-1927 明治-大正時代育種家
安政5年10月7日生まれ。生地の高知県で水稲の超早稲(わせ)品種を研究し,明治32年新品種を作出,44年「衣笠(きぬがさ)早稲」と命名される。のちに式地亀七の晩稲品種「相川44号」との組み合わせにより,二期作が高知県でさかんとなった。昭和2年8月10日死去。70歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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