同じ水田あるいは畑で同じ作物を1年のうちに2回栽培する作付様式。作物にはそれぞれ固有の生育に適した温度および日長条件があり,年間の気象の推移に対応して,その作付時期は限られているのがふつうである。しかし作物を選び,特定の品種を組み合わせれば経営上有利な作物を年間2回栽培することも可能であり,これによって土地生産性を高める技術が二期作である。栽培期間の短い葉菜類や根菜類では容易であり,二期作以上の連続栽培も行われる。また,温度条件のめぐまれる熱帯アジアでは,水稲の二期作はきわめて一般的なものとなっている。日本では年平均気温16℃以上の西南暖地で,水稲二期作が可能で,1750年ころ高知県長岡郡介良村(現,高知市)で始まり,大正時代に各地に普及した。しかし現在は多労のわりに生産が上がらないため,ほとんど行われなくなっている。二期作は地力の収奪が大きく,病虫害を受ける危険性も高いなどの欠陥がある。
執筆者:塩谷 哲夫
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