吉熊村(読み)よしくまむら

日本歴史地名大系 「吉熊村」の解説

吉熊村
よしくまむら

[現在地名]野津原町入蔵いりくら 吉熊・羽原はばる日方ひかた

野津原村の南に位置する。御座ござヶ岳(七九六・六メートル)の北麓で、同山に発する七瀬ななせ川支流浅内あさうち川流域の村。江戸時代を通じて肥後熊本藩領で、野津原手永に属した。寛永一一年(一六三四)の同藩豊後国郷帳に村名がみえ、高五八石余。正保郷帳によると田高二九石余・畑高二八石余、稙田わさだ庄に属し、柴山有、水損所と注記がある。「肥後国誌」では高一一九石余、続けて日方村高二四石余・羽原村高一四石余が載る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android