デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉田兄人」の解説 吉田兄人 きったの-えひと ?-? 奈良時代の官吏,医師。天平(てんぴょう)20年(748)の皇后宮職(しき)の牒(公文書)に侍医兼皇后宮大属(だいさかん)河内大目(かわちのだいさかん)とある。天平勝宝(しょうほう)元年皇后宮職が改変されて紫微中台(しびちゅうだい)が新設されると紫微少忠に昇進,紫微令(長官)藤原仲麻呂の側近となる。3年従五位下。吉田氏は医術にすぐれた百済(くだら)系の渡来氏族。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例