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吉田調書

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

吉田調書

政府事故調が吉田氏を聴取した内容を一問一答方式で残した記録。聴取時間は29時間16分(休憩1時間8分を含む)。11年7月22日から11月6日にかけ計13回。そのうち事故原因や初期対応を巡る聴取は11回で、事務局に出向していた検事が聴取役を務めた。場所はサッカー施設Jヴィレッジと免震重要棟。政府事故調が聴取したのは772人で計1479時間。1人あたり約1・9時間。原本は内閣官房に保管されている。

(2014-05-20 朝日新聞 朝刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

吉田調書
よしだちょうしょ

東京電力福島第一原子力発電所事故当時の所長であった吉田昌郎(よしだまさお)(1955―2013)の証言記録。事故が発生した際の現場の対応について、「東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会」(政府事故調)が吉田に聴取した内容が記録されている聴取結果書である。聴取日は2011年(平成23)7月22日、7月29日、8月8日、8月9日、10月13日、11月6日。
 吉田本人の希望により調書は非公開記録となっていたが2014年5月に朝日新聞が独自に入手し、その内容に基づいたとされるスクープ記事を掲載した。記事は逸脱した誇張を行い、「(福島第一原発の)所員が大挙して所長の命令に反して福島第二原発に撤退」「命令違反の離脱行動があった」と報じた。この記事は世界にも転電され、「日本の原発所員は緊急時にはパニックになって逃げてしまう」という誤ったイメージを与える事態となった。これを問題視した政府は、2014年9月11日に調書の全文を公開した。朝日新聞社は同日のうちに記者会見を行い、記事を取り消すと発表したうえで謝罪した。[編集部]

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