吉見上村(読み)よしみかみむら

日本歴史地名大系 「吉見上村」の解説

吉見上村
よしみかみむら

[現在地名]下関市大字吉見上

現下関市の北西部にあたり、おにじよう(六一九・六メートル)の南西麓に広がる山村。南は吉見下よしみしも、北は黒井くろい(現豊浦郡豊浦町)、東は内日上うついかみ、西は永田郷ながたごうの各村と接する。村内ほぼ中央を西田にしだ川が南流する。長府藩領で西豊浦郡中支配に属する。

康暦元年(一三七九)一一月一六日付大内義弘寄進状写(長門一宮住吉神社文書)に「吉見郷」とみえる(→吉見下村が、村名は慶長一五年(一六一〇)検地帳では「中畑なかはた」、元禄一二年(一六九九)の郷帳に「中畑村」とあり、豊浦藩明細書では「吉見上村」と記される。

慶長一五年の検地帳によれば、総石高四九七石余、うち田二〇町余で三八三石余、畠一六町余で八三石、百姓屋敷六八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android