同形の法則(その他表記)law of isomorphism

法則の辞典 「同形の法則」の解説

同形の法則【law of isomorphism】

互いに同形をなし,混晶をつくりうる物質は,その化学的構造もおおむね同一の形式をとっている.1819年にミッチェルリッヒ(E. Mitscherlich)によって示されたが,化学的に類似していても必ずしも同形とはならない場合(アルカリ金属元素ハロゲン化物など)や,化学的にはずいぶん異なっていても同形の結晶をつくりうる場合(KMnO4 とKBF4 など)もあるので,化学的類似性よりも,イオンの原子的構成寄与が大きいと考えられるようになった.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android