同時犯(読み)ドウジハン

デジタル大辞泉 「同時犯」の意味・読み・例文・類語

どうじ‐はん【同時犯】

二人以上の者が、意思連絡なしに、たまたま同時に同一被害者に対する加害行為をすること。犯罪成否に関しては各人個別に評価されるが、傷害の同時犯については共同正犯として取り扱われる。

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精選版 日本国語大辞典 「同時犯」の意味・読み・例文・類語

どうじ‐はん【同時犯】

  1. 〘 名詞 〙 意思の連絡のない二人以上の者が、たまたま同時に同じ場所で犯罪行為をすること。刑事責任は各人につき個別に論ぜられるが、傷害の同時犯については特に共犯として取り扱われる。

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世界大百科事典(旧版)内の同時犯の言及

【共犯】より

…共同実行の要件とは対照的に,判例・通説は,意思疎通を共同正犯に不可欠の要件とする。意思疎通のない場合は同時犯といって共同正犯とは区別される。 共犯処罰の根拠に関する種々の見解の中で,重要なのは責任共犯説と惹起説である。…

※「同時犯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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