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同盟の再定義 どうめいのさいていぎ redefinition of alliance

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知恵蔵2015の解説

同盟の再定義

ソ連消滅により対ソ同盟は存在理由を失い、米国の軍事一極支配の確立により、米軍の海外駐留や同盟国の軍事機能が大幅に変化したことへの米国の対応。クリントン政権下では、NATO(北大西洋条約機構)の再編と東方拡大、日米間の「安保再定義」など、冷戦構造を支えてきた軍事同盟の基本構造を維持した上で、その役割を位置づけ直すことでその存続を正当化し、ポスト冷戦期の安全保障枠組みとする動きが進んだ。それを「同盟の再定義」と呼ぶ。これにより西欧や日本の防衛から、その領域外の紛争の対応に焦点を移したが、米軍は西欧や日韓に駐留を続け、危機対応型に再編するという方向に動いた。それに対し、ブッシュ政権は北方軍など本土防衛重視、在欧・在韓・在沖縄など米軍6万〜7万人の本土などへの移転を含む「米軍再編(transformation of US military)」を打ち出した。またイラク戦争におけるNATO諸国間の対立と中東地域での15万人の展開などによって、米国主導の同盟は新たな転機を迎えている。

(坂本義和 東京大学名誉教授 / 中村研一 北海道大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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