法則の辞典 「同種療法の法則」の解説 同種療法の法則【law of similitude】 ある疾患を治療するに当たっては,健康なヒトに同様な疾患を起こすような薬物をきわめて微量用いることで治療可能になるという,ハーネマン(S. Hahnemann)の提唱した法則.「ホメオパシー」と呼ばれ,昨今ドイツなどで再評価されている. この学説は16世紀のパラケルスス以来のもので,それなりの根拠はあるが,現在行われているホメオパシー治療は,1030倍希釈(!)などという水溶液を用いている以上,プラセボ効果*以外の何ものでもない. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報