法則の辞典 「プラセボ効果」の解説 プラセボ効果【placebo effect】 「偽薬効果」ともいう.効果のないはずの成分でつくられた薬剤(偽薬)によってもたらされる効果.これの効果が存在しないことは患者には知らされないが,医師にはまたとない情報源として役立つ.偽薬は治療に用いられる化合物の客観的な治療効果に対立するものとして,投薬の心理学的効果の評価に用いられている.だが「最も有効なプラセボは,患者から全幅の信頼を受けている医師である!」と喝破した大権威もおられる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報 Sponserd by
栄養・生化学辞典 「プラセボ効果」の解説 プラセボ効果 効果のない物質を効果のある薬物として患者に投与すると,ときに心理効果により症状を軽減することがある.この効果. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のプラセボ効果の言及 【偽薬】より …一般に,内服薬では乳糖を,注射薬としては生理食塩水を用いる。薬理作用によらない暗示的治癒効果をプラセボ効果(プラシーボ効果)というが,これは偽薬を患者に与えたときの治癒効果である。プラセボ効果は疾患によって違い,精神疾患,リウマチ疾患,各種の痛み,高血圧,消化性疾患ではつよく現れる。… ※「プラセボ効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by