名内村(読み)なうちむら

日本歴史地名大系 「名内村」の解説

名内村
なうちむら

[現在地名]白井町名内

中村なかむら新田北東に位置し、手賀てが沼に注ぐ金山かなやま落が流れる。西のふじ(現沼南町)に抜けて松戸方面に向かうなま道が通る。秋谷家蔵の懸仏銘に天文二四年(一五五五)一一月一五日の年紀と「平塚郷名折村」、東光とうこう院の地蔵菩薩立像の像内墨書銘に元亀二年(一五七一)八月一日の年紀と「印西庄平塚郷名打村」とみえる。天和三年(一六八三)年貢割付状(名内区有文書)では高五九石余・八町一反余、新田九五石余・二六町四反余があり、年貢は米五二石余・永一貫三八一文のほか永三貫一六四文。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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