日本歴史地名大系 「名取郷」の解説 名取郷なとりごう 宮城県:陸奥国名取郡名取郷「和名抄」諸本とも訓を欠く。「続日本紀」天平神護二年(七六六)一二月三〇日条によれば、「陸奥国人正六位上名取公龍麻呂」が「名取朝臣」の姓を賜っている。「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条に「名取、玉前(さい)、栖屋(すねや)、黒川(中略)各五疋」とあり、「日本地理志料」はこの名取駅を当地としている。また吉田(よしだ)(現名取市)、前田(まえだ)・中田(なかだ)・柳生(やなぎう)・袋原(ふくろばら)・四郎丸(しろうまる)・大野田(おおのだ)・郡山(こおりやま)・長町(ながまち)・富沢(とみざわ)・富田(とみた)・鈎取(かぎとり)・山田(やまだ)(現仙台市)にわたる地とする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by