日本歴史地名大系 「名古屋新田」の解説 名古屋新田なごやしんでん 愛知県:名古屋市東区名古屋新田[現在地名]東区・中区・昭和区・瑞穂区・千種区一帯名古屋城下東部や東郊の農村の丘陵部を万治以降、兼松源蔵・小塚源兵衛が開墾した地で、前津小林(まえづこばやし)(現中区)、御器所(ごきそ)・河名(かわな)(川名)・石仏(いしぼとけ)・八事(やごと)・伊勝(いかつ)(現昭和区)、丸山(まるやま)・末森(すえもり)(現千種区)、古井(こい)(現千種区・東区)、本井戸田(ほんいどた)・大喜(だいぎ)・本願寺(ほんがんじ)・本願寺外(ほんがんじそと)新田・中根(なかね)(現瑞穂区)、鍋屋上野(なべやうえの)(現千種区・東区)、大曾根(おおぞね)の各村に及ぶ。「府城志」によれば総概高三千二〇八石余のうち五七二石余が元新田で、名古屋上原新田・下原新田と称し、残りが後新田で、両者合わせた田畑は二八九町二反余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報