東瓦町(読み)ひがしかわらまち

日本歴史地名大系 「東瓦町」の解説

東瓦町
ひがしかわらまち

[現在地名]高松市瓦町かわらまち古馬場町ふるばばちよう

下町南東隅の町人町。北は古馬場町、東は福田ふくだ町、西は西瓦町。生駒氏時代は東浜ひがしはま村に属した瓦焼かわらやきとよばれた地で、享保(一七一六―三六)頃から西瓦町とともに「下町」と称され、天保元年(一八三〇)東瓦町となる(→西瓦町。文化年間(一八〇四―一八)の他国産紙取扱紙屋として東瓦町に丸屋忠兵衛がいた(「町年寄御用留」草薙文書)。弘化年間(一八四四―四八)の城下精図は西瓦町との境に暦並紅絵板元・碁盤目盛司座元登代都・名画師馬領を記す。


東瓦町
ひがしかわらまち

[現在地名]中区新栄しんさかえ一丁目

法華寺ほつけでら町の南に位置し、「尾張志」によれば明和二年(一七六五)・安永二年(一七七三)の両度に町屋となった。名古屋新田前津小林まえづこばやし村の地が入交じり、瓦師が住んだことから瓦町とよばれた(府城志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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