名和顕興(読み)なわ あきおき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「名和顕興」の解説

名和顕興 なわ-あきおき

?-? 南北朝時代武士
名和基長(もとなが)の子。伯父名和義高の養子となる。検非違使(けびいし),伯耆守(ほうきのかみ)を歴任延文3=正平(しょうへい)13年(1358)肥後(熊本県)八代(やつしろ)にいき,征西将軍宮懐良(かねよし),良成(よしなり)両親王につかえ,南朝方として活躍した。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の名和顕興の言及

【名和氏】より

…中世南朝方の有力武家。村上源氏右大臣顕房の子孫と伝え,鎌倉時代行盛が配流され伯耆国長田邑を領し長田氏を称したという。長年は同国名和荘に住し名和氏を称したが,1333年(元弘3)隠岐に配流された後醍醐天皇を船上山に迎えてこれを助け,その功により建武政権から伯耆守に任じられ,因・伯2国を領した。しかし36年(延元1∥建武3)京都で足利尊氏勢と戦い子息らとともに討死した。孫の顕興は伯父義高が地頭職を得ていた肥後国八代荘に一族をあげて下向し,以後肥後南朝方の一中心となった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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