名子山村(読み)なごやまむら

日本歴史地名大系 「名子山村」の解説

名子山村
なごやまむら

[現在地名]直入町上田北かみたぎた 名子山・萩迫はぎさこ

井手野いでの村の西、せり川支流大谷おおたに川の上流域に位置。田北氏の祖親泰が嘉禎二年(一二三六)父大友親秀から所領を譲与され、翌三年安堵の将軍家下文に「名子山」がみえる(「大友田北氏系図」田北赳夫本)近世領主変遷井手野村と同じで、幕府領直入郡一二ヵ村の一。元禄郷帳に村名がみえ高二五九石余。明和三年(一七六六)の村明細帳(田北家文書)によれば同高で、反別田七町六反余・畑二五町一反余、家数一九・人数一九三、牛八・馬七、庄屋一・組頭三、郷蔵・高札場がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android