名折(読み)なおり

精選版 日本国語大辞典 「名折」の意味・読み・例文・類語

な‐おり‥をり【名折】

  1. 〘 名詞 〙なおれ(名折)
    1. [初出の実例]「きたなしや、源氏の名をりに返し合せ給へ」(出典:長門本平家(13C前)一六)

な‐おれ‥をれ【名折】

  1. 〘 名詞 〙 名誉、名声がきずつくこと。また、そのような事柄。なおり。
    1. [初出の実例]「空しく鎌倉へ捕られん事、寺中坊中のなをれなり」(出典:寛永版曾我物語(南北朝頃)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android