日本歴史地名大系 「名貫川」の解説 名貫川なぬきがわ 宮崎県:児湯郡名貫川都農(つの)町と川南(かわみなみ)町の境を東流し、日向灘に注ぐ。二級河川。流路延長一四・七キロ。尾鈴(おすず)山(一四〇五・二メートル)の東斜面を源流域とし、深い谷を刻む。当川には三〇余の滝があり、尾鈴山瀑布群(国指定名勝)とよばれる。なかでも矢研(やとぎ)の滝は七二メートルの落差と広い滝壺をもち有名である。ほかにも白(しら)滝・さぎりの滝・紅葉(もみじ)の滝など大小さまざまな滝が四囲の照葉樹や落葉広葉樹、モミ、ツガなどの針葉樹の混合林と調和して趣のある渓谷美をつくっている(都農町の→尾鈴山)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報