名越文庫跡(読み)なごえぶんこあと

日本歴史地名大系 「名越文庫跡」の解説

名越文庫跡
なごえぶんこあと

問注所執事三善康信(善信)の名越亭にあったといわれる文庫。「吾妻鏡」承元二年(一二〇八)一月一六日条に、三善亭が焼失した際、その後面の山際に構えた文庫が焼亡し、将軍家文籍および雑務文書・日記類など累代の文書が灰燼に帰したため、康信は愁嘆のあまり落涙数行、心神惘然になったとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android