愁嘆(読み)シュウタン

デジタル大辞泉 「愁嘆」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐たん〔シウ‐〕【愁嘆/愁×歎】

[名](スル)
なげき悲しむこと。悲嘆。「わが身の悲運を―する」
愁嘆場」の略。
[類語]悲しみ悲嘆傷心痛哭哀傷感傷嘆き嘆く悲しむ愁えるかこたんずる痛嘆嗟嘆さたん嘆息長嘆嘆き明かす嘆き悲しむ

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精選版 日本国語大辞典 「愁嘆」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐たんシウ‥【愁嘆・愁歎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) つらく思ってなげくこと。泣き悲しむこと。
    1. [初出の実例]「閻婆羅迯て、河の岸・海の中に至り住して、苦し愁歎す」(出典今昔物語集(1120頃か)二)
    2. [その他の文献]〔楚辞‐九章〕
  3. しゅうたんば(愁嘆場)」の略。
    1. [初出の実例]「しうたんで女房のあてる大三十日」(出典:雑俳・柳多留‐一八(1783))
  4. ( 形動 ) なさけないさま。
    1. [初出の実例]「そんな愁嘆(シウタン)なことを言ふな。財布の底をはたいても、楽しく遊ばうと言ふのが享楽やないか」(出典:漫才読本(1936)〈横山エンタツ〉恋の学問)

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普及版 字通 「愁嘆」の読み・字形・画数・意味

【愁嘆】しゆうたん

悲しみなげく。

字通「愁」の項目を見る

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