吐切豆(読み)ときりまめ

精選版 日本国語大辞典 「吐切豆」の意味・読み・例文・類語

ときり‐まめ【吐切豆】

〘名〙 マメ科のつる性多年草。本州の関東以西、四国、九州の山野に生える。タンキリマメに似るが、全体に毛が少なく、小葉はやや薄く卵形または長卵形で先端は次第に細くなってとがり、萼(がく)の裂片は萼筒よりも短い。夏、葉腋から葉よりも短い総状花序を出し、黄色の蝶形花を数個つける。豆果は扁平で長楕円形、長さ二センチメートル程度、先端はとがり、紅熟し二個の黒い種子を生ずる。おおばたんきりまめ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android