( 1 )挙例の「書紀」が唯一の例。「むか」は「向」で、遠く対面すること。「さくる」については、( イ )四段活用自動詞「さく(離)」に「あり」のついた「さかる」の転であるとする説、( ロ )下二段活用他動詞とみて、海神が向かいに遠ざけているの意とする説などがある。
( 2 )「いさなとり 近江の海を 奥(おき)放而(さけて) 漕ぎ来る船」〔万葉‐一五三〕のように、下二段動詞「さく」を自動詞的に自ら離れる意に用いることもあり、これも元来他動詞であったものを自動詞的に用いたものか。
( 3 )「むかさくる」を地名、あるいは壱岐にかかる枕詞とみる説もある。
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...