( 1 )挙例の「書紀」が唯一の例。「むか」は「向」で、遠く対面すること。「さくる」については、( イ )四段活用自動詞「さく(離)」に「あり」のついた「さかる」の転であるとする説、( ロ )下二段活用他動詞とみて、海神が向かいに遠ざけているの意とする説などがある。
( 2 )「いさなとり 近江の海を 奥(おき)放而(さけて) 漕ぎ来る船」〔万葉‐一五三〕のように、下二段動詞「さく」を自動詞的に自ら離れる意に用いることもあり、これも元来他動詞であったものを自動詞的に用いたものか。
( 3 )「むかさくる」を地名、あるいは壱岐にかかる枕詞とみる説もある。
ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...